こんにちは、小学校教員のくまです。
「子どもには、自分を大切に思える子に育ってほしい」
そんなふうに願っている親御さんは多いのではないでしょうか。
しかし、子どもから
- 「私なんて〇〇だから⋯」
- 「僕には出来ない」
など、自分を否定するような言葉を聞くことってありませんか?
聞いているこちらも悲しくなってしまいますよね⋯
その発言、もしかしたら、自己肯定感が下がっていることが原因かもしれません。
今日は、ご家庭でもできる、自己肯定感の上げ方を紹介します!
どれも、今日から取り入れられる小さな習慣です。
ぜひ、できそうなことから始めてみてくださいね。
自己肯定感って?

そもそも、自己肯定感とは何でしょうか?
自己肯定感とは、子どもが「ありのままの自分に価値がある」と自分自身を肯定する感覚のことです。
自己肯定感は、生まれつきの性格だけでなく、家庭での関わり方や声かけの中でも育まれるもの。
今回は、忙しいワーママでも実践しやすい、「家庭でできる自己肯定感を育む習慣」を3つご紹介します。
- 毎日5分、子どもとの時間をとる
- 「できた」ではなく「過程」をほめる
- 失敗を「チャレンジの証」として受け止める
以下で詳しく解説しますね。
毎日5分、子どもとの時間をとる

1日5分だけでいいので、「子どものための時間」を意識的につくってみましょう。
ポイントは、「子どもが主役」の時間にすること。
・子どもの話をしっかり聞く
・一緒に絵を描いたり、本を読んだりする
・その子が好きな遊びを一緒に楽しむ
どんな時間の使い方でもいいです。
たった5分、子どものために時間を作って過ごしてみてください。
その時間が子どもに「ぼく・私をみてくれている」という安心感を与えます。
そして、「自分は愛されている」「見てもらえている」という実感が、自己肯定感の土台になります。
「できた」ではなく「過程」をほめる

つい「100点取ったの?すごいね!」と成果を褒めたくなりますよね。
しかし、大切なのは結果よりも“がんばった過程”に注目することです。
・「あきらめずに最後までやったんだね」
・「わからないところを質問できたの、すごいね」
・「昨日より丁寧に書けてるよ」
こうした声かけは、子どもに「頑張ったことを見てもらえた!」という満足感を与えます。
結果ばかりを褒められると、「失敗しちゃいけない」と思い込んでしまうことも。
でも、過程を認めてもらえれば、チャレンジすることそのものに価値があると気付けます。
失敗を「チャレンジの証」として受け止める

子どもが失敗したとき、どんな言葉をかけていますか?
「どうしてできなかったの?」ではなく、
「チャレンジしてえらいね」「ここまでよく頑張ったね」と伝えることで、失敗を前向きに捉えられるようになります。
失敗は、うまくいかなかった証ではなく、挑戦した証。
そして、未来へのヒントがたくさんつまった、貴重な経験です。
私は「失敗は成功のもと」という言葉が大好きです。
子どもたちにも、失敗を怖がらず「やってみよう」と思える心を育ててあげたいですね。
おわりに

自己肯定感を育むのに、特別なことは必要ありません。
大切なのは、毎日の小さな積み重ねです。
今回紹介した習慣も、どれも簡単で、すぐに取り入れられるものばかり。
「ちょっと意識してみようかな」という気持ちで、まずは1つから始めてみてくださいね。
子どもが「自分っていいな」「大切にされているな」と思えることが、未来への大きな力になりますように。
コメント